データトラブル予防策―1
データを失わないように予防するためのヒント
パソコンが故障したり、乗り換えたりする時に失いたくないデータの代表の「メールデータ」を保護しよう。
DD-RESCUEより
個人で使っているメールを、インターネット接続プロバイダから提供されたアドレスだけにしている人が多いのではないかと思いますが、GメールやYahooメール、OutlookメールなどのWebメールを中心にすることをお勧めします。
普通のプロバイダが用意しているメールは、他のパソコンを使った確認作業ができるように、Webメールサービスも同時に提供していることもありますが、基本的には一度メールソフトで受信したり、受信後一定の時間が経過すると、プロバイダのメールサーバから削除されてしまうケースが多くみられます。そのために、パソコンが故障してデータの復旧が必要になったり、新しいパソコンにデータを移行することが必要になり、さらにOSもバージョンアップされたために、メールソフトが替わってしまい、簡単な作業ではデータを移し替えることができなかった経験を持っている人も多いのではないでしょうか。
Webメールは、元々、インターネットブラウザ上で、自分のIDやパスワードを使えば、何処のパソコンからでもメールを閲覧することが出来る利便性を特徴としているので、普段はメールソフト上で使うように設定している場合でも、使っているメールソフトとメールサーバ上のデータの「送信済みメール」のデータまでの全てが同期するように設定されているので、新しいパソコンのメールソフト上で、自分のIDやパスワードの設定さえ行えば、全てのデータが自動的にダウンロードされて、それだけで元の状態を取り戻すことが出来てしまうのです。 勿論、日常的に複数台のパソコンを使っている場合でも、全てのパソコンのメールソフト上で、全く同じ状態でメールを確認することもできるのです。