最も基本的でありながら、よく理解されていないところを解説【ディレクトリ構造】
HDDデータ復旧とは? HDDデータ復旧で業者から帰ってくるデータは?
Yahoo!知恵袋にあった質問。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11144085796
rikutarousumairuさん2015/4/701:13:17
HDDデータ復旧とは?
ハードディスクの異常で、データ復旧会社に依頼しましたが、一般的にどのような形で戻ってくるものなのでしょうか?
ディレクトリ構造が正確に一致しないとプロジェクトが正しく読み込めない映像制作系で、ただ素材が引き出せました と言われても意味がない物です。
ディレクトリ構造もそのままで復旧されるのが当たり前ですか?
それとも、引き出せた物があれば、ディレクトリ構造は適当にされてしまうのでしょうか?
評判が悪い復旧会社に頼んでしまい、ディレクトリめちゃくちゃで、使えないプロジェクトファイルを、ちゃんと素材もプロジェクトファイルもあるんだから成功報酬払えと言われるのではないかと不安です。
経験者などがいらっしゃいましたら教えてください。
DD-RESCUEより
Yahoo!知恵袋は業者が宣伝のための回答をしている例が多く、なかなか正しい解答を得ることが出来にくくなっているようです。
復旧業者の行う「データ復旧サービス」の基本は、『問題の起きている電子機器などから、内部に記録されている「電子情報」を、可能な限り元の状態に近い形で取り出して返すこと』です。ですから、ディレクトリ構造などを記録している、MFTやFATなどと呼ばれ、ファイルの名前や媒体上の何処に書き込まれているかなどの情報を記録している、「ファイル構造情報」に損傷が発生していなければ、「ディレクトリ構造を含めた元の状態でお返しすることになります。しかし、当然のことですが、この「ファイル構造情報」に損傷があった場合は、他にディレクトリ構造やファイル名などの情報は存在しませんので、ファイルの種類別に分類するなどの方法でお返しすることしか出来なくなってしまいます。
逆に、故意にディレクトリ構造をめちゃくちゃにする方が面倒な作業になりますので、故意にそのような事をすることは、よほど悪質な業者で無い限り無いと思います。