ホーム / うんちく / 【フラッシュメモリからのデータ復旧】 復旧したファイルの良し悪しはソフトの差か?

SDカードで800メガバイト前後の動画ファイルが5個ほど入れたフォルダを間違って削除してしまったのですが、Recuvaで2個のファイルは復元できました。

2ちゃんねるネタ
復元サルベージソフト総合11
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/software/1410944319/488

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/05/06(水) 21:13:24.18 ID:ePLsMhtn0
SDカードで800メガバイト前後の動画ファイルが5個ほど入れたフォルダを間違って削除してしまったのですが、Recuvaで2個のファイルは復元できました。
有料でもいいので残り3個も復元したいのですが、R-Studioなどでしたら復元できる可能性あるのでしょうか??
間違って削除後は、そのSDカードのデータ移動など何もしていないので5個とも復元余裕かなと思っていたのですが甘かったです;;

DDRescueより:(中辛)

SSDやメモリーカードなどのフラッシュメモリーとHDDの磁気記録の違いをしっかり認識しないと、ソフトの差だと信じて無駄な金を払うことになる。

HDDであれば、データ移動など何もしていなければ、単純な「削除ファイルの復旧」なので、データ復旧ソフトと名のつくものであれば、フリーソフトでも問題なく復旧できるのだが、フラッシュメモリーの場合はそう簡単に片付けることは出来ないのだ。HDDの場合は、データが書き込まれているセクタに、いきなり新しいデータを書けば、古いデータは自動的に消去されてしまうが、フラッシュメモリーは一度「データの消去」作業をしなければ新しいデータを書き込むことは出来ないのだ。
 例えば、データの一部だけを書き換える場合でも、古いデータが書き込まれているセクタに、新しいデータを上書することは出来ないので、別のセクタに新しいデータを書き込んで、そのセクタのアドレスを古いデータの書き込まれていたアドレスに変更する作業をして、見掛けではHDDと同じ上書をしたように見せているのだ。そして、その古いデータが書き込まれているセクタに対して、コントローラやファームが自動的に「データの消去」をすることによって「新しいデータの書込み」が出来るようになることを知っておく必要がある。そして、この「データの消去=新しいデータの書込みの準備」を、実際にどのタイミングで実行するのかは規格が無く、メモリーカードやSSDのコントローラのファームに任されているのだ。だから、メモリーカードやSSDの場合は、削除してしまったファイルが、データ復旧ソフトで、一つでも復旧できたら、それだけでも「ラッキー!」なことかもしれないのだ。また、フラッシュメモリーの書き換え回数制限による寿命を見かけ上長くするための「ウェアレベリング(磨耗平均化)」などの機能も存在するために、単純な削除から復旧したファイルが、フラグメント(断片化)によって他のファイルとごちゃごちゃに混ざり合ったり、ファイルの前後がひっくり返ってしまったりすることもあり、それらの問題はフリーソフトでも、どんな高額な有料ソフトでも同じ結果にしかならないことも理解しておく必要があるのだ。

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